★対策編その2 還付金詐欺
まず、手口から紹介しょう。
新聞報道によると、自宅の固定電話にかかる。「こちらは市役所(区役所)の保険課ですが、還付金のお知らせを受け取ったでしょうか?」勿論、架空話しなので「受け取っていません」と答えると「分かりました。3月に郵送したはずですが…貴方の銀行口座を教えてください」と言われて、口座番号は聞かないまでも、○○銀行に口座を持っていることを確認する。そして、こう続ける。
「それでは次の番号に電話で確認して下さい」と言って、社会保険庁の担当部署のように見せかけた電話番号を教える。
電話をかけると「はい、社会保険課ですが、どちら様でしょうか」と言われ、名前を名乗る。仲間なのですぐ通じる。「分かりました。実は○○様の医療費の過払い分があります。既に振り込んでいるのですが、念のため、ご自宅の近くに○○銀行のATMがありますよね。携帯電話を持ってATMの前から電話を○○番にかけてください」
言われたほうは「○○様の医療費」と言われて実在するためまず信じてしまう。さらに、指定されたATMが本当に実在するので信用する。その理由は銀行口座を聞いた段階で、銀行窓口だと係員がいるため、係員不在のATMを地図であらかじめ調べておくからだ。
ATM機前に言って指示された電話番号にかけると「あっ○○さんですね」と言って「それでは私の言う通りにATMの番号を押して下さい」と言われて、自分の口座番号を含めて指示通りにボタンを押す。そして最後に「はい、分かりました。確実に入金されていますから」で終わる。結果、自動的に自分の口座から相手の口座にうん10万円からうん百万円が移動してしまう。
対策は・・・
● 還付金をATMで返還することは絶対にありません。
● 「携帯電話」を持って「ATM」へと言われたら還付金詐欺です。
● 相手の言った電話番号を鵜呑みにせず、電話帳などで自分で電話番号を確認して関係機関に問い合わせましょう。(警視庁ホームページより)
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