★「これは大変だ!」 テレビ朝日が朝日新聞の株を買い集めて大株主になってしまった…
テレビ朝日は6日、朝日新聞社の発行済み株式の11・88%にあたる38万株を、朝日新聞社社主で同社株の36・46%をもつ筆頭株主の村山美知子氏から、239億4000万円で取得したと発表した。テレ朝は朝日新聞社の第4位株主となった。両社は株式の持ち合いを通じてグループの結束を強め、事業提携を推進するとしている。朝日新聞社では2つの創業家が株式の6割強を握って経営の不安定さが指摘されてきた。今回の株式移動は、非上場のメディア大手が、資本の安定化に東証一部上場のテレ朝を巻き込んだ形で、6月下旬に開く両社の株主総会で問題視する声も出そうだ。
両社は同日、都内のホテルで、朝日新聞社の秋山耿太郎社長とテレビ朝日の君和田正夫社長が出席して記者会見を開いた。両社はメディア機能の強化に向け、情報通信企業との業務・資本提携を模索していることや、国内外の取材拠点の統合・共同化やニュースの提供なども検討する方針を表明。今後グループの拡大に向け、さらなる再編に発展する可能性も示唆した。
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080606/fnc0806061635009-n1.htm
今回の資本移動で、両社は株式を相互に持ち合う。テレ朝株の35・92%(子会社保有分を含む)を保有していた朝日新聞社は、持ち合いによる議決権の相殺を防ぐため、9月末までにテレ朝株の保有比率を25%未満に下げる。この結果、朝日新聞社は株主総会での重要事項拒否権はなくなり、対等の関係に近づく。資本移動の経緯について、両社の説明では、今年1月に村山氏から朝日新聞社へ、同社株の一部をテレビ朝日に譲渡したいと打診があり、3月からテレ朝と協議。テレ朝と村山氏が5月下旬まで譲渡価格などを交渉した。 村山氏はテレビ朝日への譲渡に加え、村山家が中心となって設立された財団法人香雪美術館(神戸市)にも、朝日新聞社株の9・97%分を無償で寄付。これで村山氏の朝日新聞社株保有比率は14・61%まで低下。同時に、朝日新聞社からテレ朝株の5%分を買い取り、同美術館に寄付した。
一方、今回の一連の株式移動には不透明な部分もみられる。朝日新聞社株の譲渡価格は、従業員・役員持株会では1株1600円だが、テレ朝は村山氏から6万3000円で買い取った。「第三者に評価をお願いした」(君和田社長)としているが、金額の乖離(かいり)は持株会の運営に影響を与えそうだ。
また村山氏は今回、親密な財団に朝日新聞社株とテレ朝株を大量に寄付。自身の株式保有比率は下がったが、一族の両社への影響力は維持している。財団が巨大メディアの大株主になる必要があるとは思えず、取り引きに不可解さが残る
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