首都東京体感治安(2、3日 単位レベル)
強盗だけではなく殺人も増えている
【治安うんちく】
数字治安が悪化傾向にあるだけでなく、こんな恐ろしい事件も起きていることを忘れてはならない。
今年5月の話になるが、長野県中野市で2人の女性が殺害されたうえに駆けつけた警察官2人にライフル銃を発射して殺害するなど4人が殺害される事件があった。犯人はなんと、同市内に住む農家の男(32)だった—実は、この殺人事件が増えているのだ。
…… …… …… ……
警察庁によると、令和5年10月現在の殺人の認知件数は757件で、前年同期より46件の増。検挙件数は709件で、同45件の増加。この結果、検挙率は0.3ポイントアップして93.7㌫なのである。
検挙人員は15人も増えて635人。うち少年は4人減の35人なのである。
認知件数のランキングは大阪の123件、東京の74件、埼玉と神奈川の各55件、愛知の51件などだった。大阪がなんと前年より22件も増えたほか埼玉も10件増えている。山形は発生が全くなかった。
検挙率は京都の157.1㌫、山梨の133.3㌫、滋賀と香川の各125㌫、長野の114.3㌫と続く。
このほか100㌫が青森、新潟、石川、奈良、徳島、長崎など15県もあった。
低かったのは鳥取の0㌫、秋田の50㌫、福島と三重の66.7㌫、兵庫と佐賀の各75㌫と続く。
なお、東京は102.7㌫、大阪は89.4㌫だった。
10月現在は増加していると書いたが、年間の推移をみると1000件を割って最も少なくなる可能性もある。.
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
(き)きっぱり、断る
★特殊詐欺で計9千万円被害 札幌の50代男性、投資話で(2日)産経
★81歳女性が5千万円被害 だまされネットバンキングで振り込む(29日)産経
★接見室内は〝ブラックボックス〟 面会悪用、外部とビデオ通話 「ルフィ」弁護士捜索(29日)産経
★移送の男25人再逮捕 カンボジア拠点詐欺事件 埼玉(29日)産経
★特殊詐欺幹部への口止め関与か 広島の弁護士事務所捜索(28日)日経
★【速報】詐欺容疑で大阪府警警察官逮捕、佐賀県警(28日)共同
★片言の日本語で「無料だから大丈夫」…ウイルス感染装う「サポート詐欺」増加、上半期で1214件(27日)読売
★詐欺への警戒や事故防止を家族連れに啓発 群馬県警が高崎市のトヨペットでイベント(27日)共同
★「警視庁」の身分証さげた「闇バイト中」の女、本物の警察官に出くわして発覚…高齢者からキャッシュカード盗んだ疑い(27日)読売
★フィッシング詐欺依然多発 相談1万件超、リスト作成(24日)共同
突入前、実家に電話の若い巡査に涙
あさま山荘取材の元カメラマン
2022/2/26 09:00
大渡 美咲
あさま山荘事件50年
あさま山荘事件の資料に目を通す小野義雄さん=2月22日(大渡美咲撮影)
昭和47年2月の過激派組織「連合赤軍」によるあさま山荘事件は、現場の状況を伝える記者やカメラマンにとっても過酷な現場だった。いつ事態が動くか分からず、自身も銃弾に襲われるかもしれないという緊張感の中、10日間にわたる雪深い山の中で取材は続いた。当時、カメラマンとして現場で取材にあたった元産経新聞記者の小野義雄さん(78)もその一人だ。
まるで戦地のよう
千葉県富津市で暴れる野猿の撮影をしていたところ、上司から無線機で連絡があったのは昭和47年2月19日午後のことだった。すぐに東京都内にある本社に戻り、電車で長野県軽井沢町に向かった。
当時は携帯電話やパソコンはなく、取材本部の民宿とは別に現場に近い取材拠点としてあさま山荘近くの別荘の軒下を借りた。カメラマンは24時間3交代制で、小野元記者は防弾チョッキを着て撮影に臨んだ。軽井沢は連続氷点下。テントで簡易の屋根を作り、一斗缶で火をたいて寒さをしのいだ。
「みなウイスキーのポケット瓶を飲んで体を温めていた。軽井沢からポケット瓶が消えたといわれた」と振り返る。
当時機動隊員が食べていたことで爆発的ヒットとなった「カップヌードル」は報道陣にとっても心強い「味方」だった。ただ、水がなく、雪を溶かして温めたお湯で作った。
いよいよ突入の28日、機動隊員の突入とは逆の建物の側でカメラを構え、そのときを待った。約7時間にわたる攻防の末、警視庁第9機動隊員が窓から旗を振った瞬間をカメラに収めた。
最近のコメント